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雑記物(主に映画とかドラマの感想と紹介)

「The Haunting of Hill House/ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」が面白い

日本だとお盆があるから怪談話は夏のイメージですが、アメリカはじめキリスト教圏ではハロウィーン付近がホラーシーズンのようです。
そんな事もあり、Netflixではこの時期はホラー系の番組が多数リリースされています。
そんな中で飛び抜けて面白かった「ホーンティング オブ ヒル ハウス」をネタバレなしで紹介したいと思います。

見るべき理由

その1.人の意見が気になる方はMDB見て下さい!10月18日現在、点数8.9です!また、時点で、2018年にリリースされたドラマで最高ランクの1位に輝いております。これだけでも見た方が良いと思う人は見るべきでしょう。

その2.最近のホラーにありがちな血がブシャーっとなるスプラッター表現が出てくる事も無いです。音や物が動くというジワジワくる恐怖が特徴で古い館と家族をめぐる上質なゴシックホラーです。最近はこういうジワジワくるホラー映画やドラマ少なかったので一押しポイントです。

その3. 何故か最後は感動する。えーと、ホラー見てたんだよねと思うぐらい、最後の結末と家族愛には感動です。

感想と考察(ネタバレ注意です

基本的には面白かったです。先程書いたようにスプラッター要素が少ない所も良いですし、ラストも兄弟姉妹それぞれの問題も解決しそうな感じで終わりハッピーエンドです。こんなにハッピーエンドなホラーも珍しいかもしれないですね。巧みな時間軸を使った見せ方は最初の1,2話は混乱する事もありましたが上手く機能していたと思います。特に5話で首折れ女の正体が分かった時は「おぉーそういう事か!」となりました。

と、ここまで絶賛したのですが、よく分からない点もあります。まず、お父さんがどの様に身が潔白になったのか最後まで分からなかった。恐らく検死結果で無罪方面となったのだと思いますが、気になります。

また、残念ながら第10話はご都合主義的な所が目立ちました。ネルは霊感能力が高くヒルハウスに襲われていた兄弟姉妹の幻覚を解除したり、家相手に無双状態だった。そんなネルが何故、赤の部屋の扉を開ける事が出来なかったのだろうか。。。お父さんは死んですぐに赤の部屋を開ける事が出来た。あと母親も開けれる雰囲気だった。家が強力な化物であると何度も力説していたのに、ネルより霊感弱そうな父と母が何故扉を開ける事が出来、強そうなネルは赤の部屋を開けれなかったのだろうか。子を思う力は偉大という事だろうか?もしかして、最初に作られた脚本では本当に救いが無く、とても不愉快な結末だったのではないか?急遽、監督やNetflixのご意向でハッピーエンドに変更となったのでは?と思わせるぐらい最後がやっつけ仕事に感じてしまった。(Netflixはダークな雰囲気が好みらしいので、ハッピーエンドにしろとは言わなさそうだろうけど、)

一応、話が完結したとはいえシーズン1なので、続編がリリースされ、疑問が解決してくれると嬉しい。とはいえ、10話の屋敷内の話以外はすごく面白かった。ぜひ見てほしい作品です。でも、IMDBの8.9は高すぎかな。

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